Introduction

候補者のみなさまからもよくご質問を頂戴する「育休職場応援手当（祝い金）」（以下、手当）。本日は、当社の「ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン（以下、DE&I）」をご担当されている加藤さん、柴山さんに突撃取材！制度設立の背景や本制度に込める想いなど、詳しく教えていただきました！

※2024年度に作成した記事です

これまでの経歴

笹松：本日はよろしくお願いいたします！まずは、おふたりの自己紹介をお願いします。

加藤：2007年に新卒で入社し、企業営業部の内務担当に9年携わりました。特に2011年の東日本大震災が発生した際、被災されたお客さまの対応をするなど、損害保険が果たす役割の重要性を身をもって知ることとなりました。そのあと、2016年に広報部へ異動。報道に6年、インターナルコミュニケーション（社内広報）に2年携わったのち、2024年4月に人事部DE&Iチーム長として着任しました。現在は、女性の活躍推進や育児・介護等の両立支援など、幅広い領域においてDE&Iを推進し、「多様な社員全員が成長し、活躍する会社」の実現のため環境整備、全社員の意識改革に取り組んでいます。

柴山：私は2011年に新卒で入社し、商品部（傷害保険）に3年間在籍していました。団体傷害を主に担当し、商品に関する基礎知識を学びました。2014年からは企業営業部に異動し、百貨店業界を担当。その間、2回の産育休を取得しています。2024年から、社内フリーエージェントで現在の人事部に着任し、育児・介護等の両立支援を中心に業務を行っています。

▼社内フリーエージェントとは？「キャリア形成支援」欄をご確認ください！

人財育成・キャリア形成｜キャリア採用情報｜三井住友海上

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DE&Iの取組み

笹松：DE&Iチームでは、どのような取組みをされているんですか？

加藤：大前提として、当社におけるDE&Iの考え方をご紹介します。不確実性が高まる世の中で、社会変革に伴う様々なリスクに向き合い、課題解決を通じて社会との共通価値を創造するためには、社員一人ひとりが多様性を受け容れる必要があります。また、持続的成長を実現するためには、イノベーション創出が不可欠であり、その原動力となるのが、DE&I。当社は、多様な人財がそれぞれの能力を十分に発揮し、イノベーションを創出することで、社会課題を解決していくことを目指しています。

イノベーションを起こせる会社であるために、多様な考え方、価値観、個性、様々なバックグラウンドを持つ社員一人ひとりが、能力・スキル・意欲を最大限発揮できるような環境づくりや施策・制度構築、社員の意識改革に取り組んでいます。具体的には、育児や介護などと両立している社員や障がいのある社員、LGBTQの方など、性別やバックグラウンドに関わらず目指すキャリアを積んでいけるような取組みを行っています。メンバーの中には、育児と仕事を両立しながらフルリモートで働くメンバーもおり、働き方・働く場所についても多様性を取り入れています。

笹松：当社に勤めていると、育児を理由に退職される方が少ないように思えます。

柴山：産育休を経た方も、9割が復職していますよ。イノベーションを起こすためには、偏った属性の人の集団ではなく、様々な考え方や価値観を持った集団が重要であると考えています。その中で、出産・育児でキャリアを諦めることなく、両立できるような体制作りを実施しています。

当社独自の制度として、「育児休業給付金」と「育児両立支援給付金」があります。

「育児休業給付金」は、国からの支給が減額する育児休業７ヵ月から月例給与（役割給等）の10％を毎月支給するものです。（最大12回）

また、「育児両立支援給付金」は、復職～子どもが満３歳に達する誕生日の前日が属する月まで、毎月1万円支給するものです。

ちなみに性別を問わない制度なので、男性も女性も活用いただけます！

笹松：育休に関する制度は、かなり手厚いですね！

▼育児と仕事の両立支援はこちら！

育児・介護・治療との両立支援｜会社情報｜三井住友海上

三井住友海上オフィシャルサイト。自動車保険、火災保険、傷害保険などを取り扱っています。このページでは、育児・介護・治療との両立支援について紹介しております。https://www.ms-ins.com/company/diversity/wlb/

男性育休の取組み

笹松：ちなみに男性育休についてもかなり進んでいる印象でしたが、こちらの取組みについても教えてください。

柴山：2021年より、男性社員の育休1ヵ月取得を推進しています。以前より経営トップが「産後うつ」について課題認識を持っており、その対策として男性の育児参画が必要であると考え、男性育休1ヵ月取得推進する運びとなりました。ただし、1ヵ月で十分だとは考えておらず、今後はより長くとれるようにしていきたいと考えています。男性が長期で育休を取得することは、特に共働きの場合はパートナーのキャリアを後押しすることにもつながります。当社での取組みが他企業にも浸透して、より女性活躍が進むよう期待を込めています。

ちなみに、男性育休は現状1ヵ月は取得いただけており、最長1年間取得いただいた方もいらっしゃいます(制度上は最長3歳まで延長可能)。役職に就いている方も育休を取得いただいていますので、かなり浸透してきていますね。

笹松：社員だけでなく、世間の課題まで見据えた制度だったとは！驚きました。

育休職場応援手当とは？

笹松：「育休職場応援手当」の導入の背景についても教えていただきたいです！

▼育休職場応援手当とは

社員が育児休業を取る際に、職場の人数規模等に応じて育児休業取得者本人を除く職場全員に、 3,000円～最大100,000円の一時金「育休職場応援手当（祝い金）」を給付します。同一職場で複数名が育児休業を取得した場合も、複数名分の一時金を給付します。

柴山：実は、育休職場応援手当についても、経営トップより少子化に対して、当社としてできることはないかという投げかけがあり、検討したのがきっかけなんです。はじめは育休を取得する本人あてのものをイメージしていました。しかし、過去より育児との両立をする社員（当事者）に対しては、様々な支援制度を整えてきました。追加でお金を支給しても、本人と職場メンバーの間の溝は深まってしまうばかり…。そこで見方を変えて、当事者を支える職場メンバーに一律でお祝い金を支給する方向へシフトしました。労働に対する対価ではなく、職場全体で育児をお祝いして応援する企業風土の醸成を目的としています。

実際に活用された方からの声として、育休を取得する社員からは「育休を取得すると言いやすくなった」「業務を引継ぐ相手も手当を受け取るため、気兼ねする気持ちが減った」とのコメントや、職場メンバーからは「先輩社員の姿を見て、自分の将来の姿がイメージできて安心した」「自身のキャリアビジョンにもいい影響があった」などの声もあがっています。　

笹松：少子化や産後うつなど、社会課題に向き合ったことがきっかけだったとは驚きでした…！イチ企業の人事制度から、もっと世の中に広まっていけば嬉しいですね。

▼左から、DE&Iチームの柴山さん、加藤さん、採用チームの笹松

　詳しく丁寧に教えていただき、ありがとうございました！

笹松：最後に、当社を受けてくださる候補者さまへのメッセージをお願いいたします！

加藤・柴山：当社は、色々なライフイベントを迎えた際も、自分らしく働き続けられるように、両立できる環境や制度を整えています。また、全ての社員の多様なライフデザインを尊重することを意図し、今年度から経営目標に「定時退社」を掲げ、会社全体で取り組んでいます。仕事を通じた成長はもちろんですが、ワークとライフ一体での自己実現ができる環境を整備することが多様な社員の活躍に繋がり、イノベーションの基礎になると考えています。これらに取り組む当社で、ぜひ自分らしいライフデザインを作っていただければ嬉しいです。

編集後記

候補者の方からもよく話題に出していただく「育休職場応援手当」ですが、社員のみならず社会課題から起因して始まった制度だったとは、社会貢献性の高い当社らしい取組みですね。

多くの方に活用いただいている育児休業制度ですが、入社1年経過後から活用できます。

ご自身のワークもライフも、当社でより充実させていきましょう！

みなさまからのご応募、お待ちしています♪

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