Introduction

候補者様との面談の中で、各種制度のご説明をさせていただく際、「えっ、副業していいんですか？」という驚きの声をいただきます。当社では2021年度から、副業・兼業を可（※）としています。※人事部への申請・承認が必要です

今回は、本取組み開始に至った背景や、副業・兼業の活用状況や実態について、ご担当者の手島さん・宮岸さんにお伺いしました！

※2024年度に作成した記事です

▼左から、副業をご担当されている宮岸さん・手島さんと採用チームの笹松

これまでの経歴

笹松：副業・兼業について教えてください！まずは、おふたりのご経歴をお願いします。

手島：2008年に新卒で入社し、15年間リテール営業に携わってきました。営業一筋のキャリアなのですが、実は最初は損害サポート部門に希望を出していたんですよ。営業適性が認められリテール部門に配属になったのですが、東京・和歌山・岡山の支店での業務を経験しました。すべて自所属で完結できるのがリテ―ル営業の大きな特徴だと思います。誰もが知っている企業に出向いたり、保険商品を販売する以外にも販売網開拓などを経験できたり、幅広い業務内容を経験できることが魅力的でしたね。その後、2023年度に人事部・人事チームに異動し、社員の人事異動を検討・実行する業務のほか、副業・兼業承認などの運用面も担当しています。

宮岸：同じく2008年に新卒で入社し、最初は関西の企業営業配属になりました。新入社員のときは地場企業の担当から始まり、経験を積むにつれ上場企業を任されるように。10年間企業営業を経験し、社外の雰囲気を知りたいと、ポストチャレンジ制度（※）を活用し中央省庁に出向したいと希望を出したこともあります。残念ながら当時希望は叶いませんでしたが、様々な官公庁に出入りしながら、当社ができる社会課題解決の仕組みを企画する仕事でした。振り返ってみれば、希望を踏まえたとても良い異動させてもらったと感じます。その後、2023年に人事部・企画チームに異動し、今回のテーマである副業・兼業や定時退社、男性育休の取組み等、当社人事制度の企画業務に従事しています。

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笹松：ありがとうございます！本日は同期のおふたりへのインタビューですね！

副業・兼業をはじめた背景

笹松：まずはじめに、副業・兼業をはじめられた背景を教えてください。

手島：イノベーション企業になるための一環として2021年度からスタートしました。世の中の流れもありましたが、業務以外でも社員が多様な経験を積むことで社員のスキルアップにつながると考え、イノベーションの創出に向けての試みとなります。

2021-2023年までは専門性向上と当社への貢献が副業・兼業の承認条件だったのですが、2024年度からは条件を緩和し、社員の成長または社会貢献性が認められれば承認されるよう、制度も進化しています。これまで240名が承認を得て副業にチャレンジしています。

笹松：当社の副業は承認制なのですね！ほかにどんな条件がありますか？

手島：平日の勤務時間(9-17時)に影響が出る業務や、雇用形態になっている業務はNGとなり、業務委託等での副業をお願いしています。また、新卒入社の方は、新社会人としての生活や業務に慣れていただくため、半年間は副業NGとしています。必ず所属長の了承を得たうえで、人事部に申請いただき、承認された場合のみ副業が可能となります。

ただ、副業・兼業は、社員の多様な成長機会となりますし、地方創生の観点からも社会的な価値も高まっています。門戸を広げていますので、関心のある方は是非申請をいただければと思います。

実際に副業・兼業をしている社員の取組事例

笹松：実際に副業・兼業をされている方はどのようなことをされているんですか？

宮岸：社会保険労務士や税理士、司法書士などの士業に携われている方は多いですね。キャリアコンサルタントの活動をされている方も最近増えてきています。

また、セカンドキャリアを意識した方が社会貢献性の高い副業にチャレンジされていたり、消防団員として地域貢献性の高い副業を申請いただいた方もいます。

キャリア採用で入社された方も、前職で培った人脈やスキルを活かして、プログラミングやマーケティングの副業・兼業をされている方もいらっしゃいますね。

今年度条件を緩和したことで、イラストレーターや試合の審判員をされている方など、趣味の延長線上で副業をされている方もいますよ。

私自身も、自ら副業を経験したいと思い、今年度から中小企業の経営者に伴走する副業案件に応募するなど、チャレンジしています。

笹松：みなさん、ご自身のスキルを活かした多岐にわたる副業・兼業をされているんですね。そうした外部の関わりを持ちながら、自分らしく働くことができるのは大変魅力的ですね！

今後の副業・兼業制度に込める想い

笹松：今後、副業・兼業の制度で実現していきたいことはありますか？

宮岸：資格やスキルを持っていても、実際に活かす経験がないのはもったいないです。当社の業務で発揮できるのが一番ですが、副業・兼業でも惜しみなく発揮することで、成長につなげてほしいです。

今年度、制度をスタートして4年目となるので、過去申請をいただいた方全員にアンケートを取り、現在集計中です。副業で活躍している方の座談会等も今後実施し、社内への情報発信・浸透を図っていきたいと考えています。

また、キャリア入社であれば、前職でのつながりも財産だと思うので、今までのネットワークも活かして副業にチャレンジしていただきたいなと思っております。

手島：これまで、人事部として強力に副業を推進したということはないのですが、申請いただく方は徐々に増えてきています。時代の流れもあってなのか、副業・兼業が求められていると感じる場面は多々ありますね。

おひとり申請があったのち、同じ職場の方からも申請いただいた例もありました。口コミ的に広まって、よりオープンに副業・兼業していることを周知いただける環境を目指していきたいです。

笹松：詳しく教えていただき、ありがとうございました！最後に、当社を受けてくださる候補者さまへのメッセージをお願いします！

手島：この度は「副業・兼業」にスポットを当てていただき、ありがとうございます。2021年度に制度が始まった当初は恐る恐るだったと聞いているのですが、当社への入社を検討されている方より、採用面接などで「副業ができるんですか？！」と驚きや喜びの声をいただいた際は制度を発足された諸先輩方に感謝した次第です。

「副業・兼業」は社外カルチャーを経験できる重要な手段であり、会社と社員個人の成長に寄与できる制度であると思います。これからも多種多様なニーズに応えられるよう、会社制度として育てていきたいと考えておりますので、当社に魅力を感じていただけた方はぜひ、一緒に働きましょう！お会いできる日をお待ちしています！

宮岸：採用面談のなかで、副業に注目していただけるのは、制度の担当として、とても嬉しいです。年齢に関わらず、仕事でもプライベートでもチャレンジできる環境を整えることで、社員も会社も成長し続けることができると考えています。

2025年度からの人事制度ではスキルが合言葉になっていますし、ワークライフバランス向上に向けた定時退社にも全社本気で取り組んでいます。仕事を通じた成長はもちろんですが、「えっ、そんな特技も持ってるの？スゲー！」と刺激し合えるような仲間がどんどん増えるよう、会社としても後押ししていきたいと思います。ぜひ皆さんもご一緒に、お待ちしてます！

編集後記

今回は副業・兼業についてインタビューをさせていただきました！副業・兼業をしながら当社でイキイキと働かれているエピソードも伺い、多方向にさまざまな分野でチャレンジすることが大切だなと改めて感じる機会となりました。私自身も何か新しく始めたくなりました♪

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